漫画が苦手な理由と小説が苦手な理由
こんにちは
ことねです
以前、書店に勤めていた頃に小説が好きな人と漫画が好きな人でそれぞれが好きな理由について話し合ったことがあります…
どちらも絶対こっちの方がいいじゃん!という感じではなく、小説が好きな人は漫画が好きな人の理由が知りたくて、漫画が好きな人はどうして小説が好きなのか知りたくて…というただの興味的なものでした
そこで興味深いというか、面白いのが、
小説が読めない漫画好きな人、漫画が読めない小説が好きな人、それを読めない理由が全く一緒だったんです。
どちらもお互いの好きなものが読めない理由が
「どこを読んでいるか分からなくなる」
でした。
私は漫画を読むことが苦手ですが、
目がどこを追えばいいの分からないんです…
斜めに行くのか、隣に行くのか、下に行くのか…読む順番が決まってなくて、どう読んでいいか分からない…
でもそんな話をしていたら漫画好きな人がこう言ってました。
「小説はどこ読んでいるか分からなくなるよ…」
って。
あれ、一緒じゃん!
それぞれな苦手な理由が、同じ理由ってこんなことあるんだという感じでした。
漫画は、好きではありますが時間がかかります。だからあまり手を出しません…
小説が苦手な人も同じ理由だった…
お互いの好きなものを否定することは
よくないですが、こうやって理由とか聞いてみると案外受け入れやすい理由だったりするかもしれないですね。
今日はこの辺で。
ではまた。
読書感想文の宿題って…
こんにちは
ことねです
学生の頃、読者感想文って宿題でありましたよね。
あの宿題、私は大好きで、それを言うと周りの子たちには「変な子」みたいな目で見られてなかなか辛かったです笑
書きたい本が沢山あって
でも読書感想文の宿題がメインで出ていた
中学時代は私は随分と見栄を張ってカッコつけていた時代で、敢えて難しそうな作品を選んでは感想文を書いていました。
もっと面白かった作品とか心に残った作品とかもあったのに見栄っ張りなばっかりに分厚語り難しい題材の本ばかり選ぶから感想文の内容は薄くなるんですよね。
今振り返ったらもう恥ずかしさしかないです笑
ところで読書感想文ってどういった意味があるのでしょう。
よく聞く言葉だし、今度機会があれば読書感想文を書くのにオススメの本なんかについてもお話ししようかと思うのですが、そもそも読書感想文を宿題に出すことにどんな意味があるのか。
とんでもなく捻くれていることは承知の上なのですが…
国語教員の固定観念のように感じることがあります…
国語の宿題と言えば!読書感想文でしょ!
みたいな。
意味なんて考え始めたらキリがないとは思うけれど、大人になった今、ふと思いました。
そういえば読書感想文を宿題に出す理由ってなんなんだろう…
自分で読んだもの、読んで感じたこと、得たものをアウトプットする。
そう考えると、インプット・アウトプットっていうのは大人になって働き始めても物凄く大事なもので必要とされる力だと思うけど、読書感想文を出している先生がそう言うことを考えているのか…
学生から離れると
先生と話す機会もないから、もし機会があれば聞いてみようかな。
ただの興味です…😅
読書感想文は私は好きな宿題だったけれど
きっと中学生の気持ちを総合的に見たら
きっと嫌われもの。
今、読書感想文を作文用紙に書いて提出しろって言われたら自分はどの本を書くのかな。
今日はこの辺で。
ではまた。
全てを曝け出す作家と誠意を持って読み続ける読者の想い
こんにちは
ことねです
物語を描く側の人って
自分の嗜好や価値観とか
脳みそを全て曝け出してくれていると
思うことがあって。
自分の中にあるものを組み立てて
物語として綴る。
誰かに届くように。
面白いと、楽しいと、言ってもらえるように。
小説家の物語を描く想いってどういったものなんだろう。
短編の物語をネットで投稿している人が
「自分の脳みそを覗き見されているように感じて恥ずかしくおもうことがある」
って呟いているのを見たことがあります。
そう思う人、沢山いるのかな。
読んでいて、脳みそを覗いている気分になることはないけれど笑
有川ひろさんの「ストーリー・セラー」という作品で
世の中には書く側の人と書けない側の人がいるという言葉がありました。
私は書けない側の人だし、書こうと思うことも無いけど、書こうと思う人が一つの作品を書き上げるために使う労力は尋常じゃ無いだろう。
自分の中のものを全て曝け出して
物語を作り上げる。
私達読者は
その嗜好や価値観すべてのものを
受け止めるべくして受け止めて
誠意を持って読んでいる。
これからも晒し続けてくれる作者を信じて
物語を読み続けたい。
なーんてふと思った今日この頃でした。
今日はこの辺で。
ではまた。
かいけつゾロリってみんな通る道?
こんにちは
ことねです
最近児童書の話をしていたら
懐かしくて色々と思い出してきました😂
講談社青い鳥文庫に囲まれた小学生時代なんて話をしていましたがそれより前の幼稚園から小学校低学年ぐらいの時に家にあったかいけつゾロリのシリーズを少し読んでいました
自分で読んでいたというより
母が寝る前に読んでくれていたと記憶しています
この本も歴史がありますよね
今もなお書店で並べられているのを見ると
手に取ってみたくなります
ある意味では、なによりも、どんな本よりも日本人が通ってきた作品なのではないかと思います
子供が好きな言葉とか、展開とか、子供心を理解して作られた作品であるということが
大人になった今、すごく分かるし本当に凄い作品。
今調べたら、シリーズがまだ続いてる…汗
何年!?
作品を一つ書き上げる労力ってただの読者である私には想像しきれないけど
それを何年も書き上げ続けている作者の方には本当に尊敬しかないです。
そして感謝。
子供の頃の私を楽しませてくれてありがとう。
色々な本の作者に思うことだけれど^^
懐かしいなぁ。
きっと押し入れに眠っているはずだから
出してきて読んでみようかな。
今日はこの辺で。
ではまた。
講談社青い鳥文庫に囲まれた小学生時代
こんにちは
ことねです
昨日、児童書のおすすめの本についてお話ししたのですが、投稿しながら随分と青い鳥文庫にお世話になったなぁなんて振り返ってました。
私が小学生の頃にはもう人気があったし
図書室には青い鳥文庫がズラーっと並んでた。
調べたら今もなお様々な作品を発売し続けている青い鳥文庫。
歴史がありますよね。
恋愛だったり、スポーツだったり、推理物だったり…今思えばその後の読書生活はこの時代が土台になっている気がします。
小学生の頃は青い鳥文庫が出している本は面白いって思っていたように感じます。どういう作品とか、あらすじとか、そういったことより青い鳥文庫=面白い、みたいな。
これは文庫本で言えば新潮社=面白い、って言っているようなものなので今思えばおかしな話ですが…笑 作風の合う合わないは必ず有りますから…汗
でもその当時は本当に青い鳥文庫ってだけで何も疑うことなく手に取っていました。
少し落ち着いたら、また読んでみようかななんてことを思いました。
きっと大人が読んでも楽しめる作品が沢山あるような気がするので。
あったら是非教えてください^^
今日はこの辺で。
ではまた。
物語との出会い。小学生に読んで欲しい児童書たち
こんにちは
ことねです
小学生時代の読書
初めて小説と呼ばれる本を手にとったのは中学生の時で、という話は今までもしたことがあるのですが、それより少し前の小学生時代の読書についてお話ししようと思います。
小学生の時は、どんどん新しい作品に手を出すというよりはシリーズものを読んでいた記憶があります。理由などは覚えていませんが、純粋に新しい作品の見つけ方がわからなかったのだと思います。
自分が小学生時代に読んだ本の中で、今でも鮮明に「おもしろかった」と言える作品、そして今の小学生や本が好きな子を持つ保護者の方におすすめの本をご紹介します。
その頃は小説というより児童書と呼ばれる類の本を読んでいて、字も小さすぎずフリガナも振ってあるので非常に読みやすいです。
私が小学生の時に発売されていたもので、流石に絶版になっていることはないと思いますが、無かったらすみません・・
小学生に読んで欲しいオススメの本
シリーズもので全20巻発売されています。私はシリーズの途中で中学生になって途中までしか読めていませんがこうやって思い出してみるともう一回読みたくなってきました・・
この本は、両親を亡くした主人公の小学生の女の子が祖母が営む旅館の女将となって働くようになるが、そこでとある少年と出会って・・というお話です。
1巻の表紙を見てもらえればすぐに分かると思いますが、その少年はユーレイとして若おかみの前に現れます。表紙のイラストの少年の足はすでに透けているのでユーレイであることは一目でわかってしまうので、そういった類の話が苦手な私は読むまで時間かかりました・・・。
読んでみると、そんな怖い要素は一切なくむしろとても明るいお話です。
IQ探偵ムー
この本も小学生が主人公で、ムーという女の子が見事な推理で様々なことを解決していく話です。当時同じ小学生だった私にはこのムーという女の子がものすごくかっこよく見えて憧れたなあ。推理力に関しては話の中身自体の記憶が薄れていてはっきりとしたことは言えないのですが、楽しんで読んだ記憶だけは残っているので小学生の子には十分に楽しめる内容だと思います。
シリーズ本ではありませんが、宮部みゆきさんの作品なので小学生だけでなく大人も楽しめるのではないかと思います。
小学生の双子だけで住む家に泥棒が落ちてきてそこから・・・という大人向けの小説ではあまり見ない物語展開ですが双子の男の子の掛け合いが可愛くて、けど少し生意気で、無邪気で見守りたくなります。泥棒が少しずつ双子の尻に敷かれているような感じになるのが読んでいて面白かったです。
それにしても宮部みゆきさん作品の幅が広いですね・・・
泣いちゃいそうだよ
中学生が主人公で、当時小学生だった私には中学生という存在がすごくキラキラして見えました。恋愛とか友達とか部活とか・・これから迎える中学生という階段に期待を抱いていました。こちらもシリーズもので番外編としても色々な話が出ているみたいです。このシリーズもかなり読んだと思っていたのですが、調べたら知らない本たくさんありました・・少しショック笑 また読み返したくなりました。
最後に
小学生の時から、少しずつ本好きは始まっていたんだと振り返りながら感じました。
勧められて読んだ本もあれば、なんとなく気になって自分で手にとった本もありますが、小学生の時は合わない本というのには出会わなかったなと。どれも好き嫌いなく楽しんで読んでいました。
いつか自分の子供がもし本が好きだと言ってくれる日が来たら、これらの本を読んで見てもらいたいななんて。一緒に読んで感想を話したり・・夢は膨らみますね^ ^
これらの本の中で、この本自分も小学生の頃に読んでたよ!なんて本はありましたか?
今日はこの辺で。
ではまた。
手の届かない誰かに、死ぬほど焦がれたことはありますか? 〜心囚われ酷く心をすり減らされた小説〜
こんにちは
ことねです
心に残っている本や、印象深い物語って
ありますよね
私も今まで色々な本を読んできてそういった本は沢山あるのですが、今でもふと思い出しては不思議な囚われたような苦しくなるような感覚に陥る本があります。
そういった感覚のお陰で、再読する心の構えが整わずにその本に関しては物凄く印象深く心に残っているにも関わらず、唯一再読していない、一度しか読めていないものです。
それが
「伶也と 椰月 美智子」
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163901619
になります。
恋愛小説という括りで合っているのか。
内容はこちらになります
あらすじ↓
同僚に誘われて初めてライブに参加したその日、
瀧羽直子はロックバンド「ゴライアス」のボーカル、伶也と出会った。
それからは、伶也が彼女の全てになった。
持てるお金、時間のすべてを注ぎ込み、
スターダムにのし上がっていく伶也を見守り続ける直子。
失われていく若さ、変わっていく家族や友人たち……。
四十年後、彼女に残ったものは一体なんだったのか?
何が苦しいのか、何に囚われているのか。
読んだ人には分かるのではないかと
思います。
純粋にこの主人公である女性に感情移入をしすぎたのかもしれない。
その頃は恋愛とか人を好きになるとかそういったことには縁がなくて、その分このもどかしくてなかなか報われないこの女性に入り込むこと以外に読み切る方法が無かった。
恋愛とまとめてしまうと
物凄く軽く感じてしまって
これはなんなのか。
帯にはこんな言葉が。
“手の届かない誰かに、
死ぬほど焦がれたことはありますか?”
焦がれる。
本当に、死ぬほど。
ここまで人に自分の人生を賭ける人間がいるのか。
初めて読んでから6年ぐらいだろうか。
大人になった今、もう一度読んでみようと
最近思うようになった。
酷く、焦がれた、人生。
今日はこの辺で。
ではまた。