kotone`s life

初めまして。本に纏わるお話をしています。気軽に覗きにきてください。

古本や図書館が苦手な人、その理由は?

こんにちは

ことねです

 

急遽入院となったので、本棚整理がまた遠のきました。汗

 

突然ですが、私の家族は古本が嫌いです。

 

図書館の本も苦手としています。

 

理由は

“どんな人が手に取ってるか分からないから”

 

たまーにドラマや映画、そしてInstagramyoutubeでも見ることがありますが

飲み物やお菓子をテーブルの上に広げ、間接照明だけにして部屋を暗くし夜遅くに本を読む人達…

 

その光景や、その状況は私自身は憧れを持ったりその優雅な時間を羨ましく思ったりしますが、実際その状況ってちょっと怖いんですよね。

 

だってそのお菓子を食べた手はどうしてるの?

蓋開いたままだけどこぼしたらどうするの…?

 

ちーーーさいころから母だけでなく家族皆に言われ続けてきたからよりそう思うのかもしれませんが、お菓子と一緒に本を読むとか、何かを食べたら飲んだりしながらゲーム機や携帯をいじるとか、そういったことにものすごく嫌悪感を抱いてしまいます。

 

飲み物に関しては、最近は思うことは少なくなりました。私自身コーヒーを飲みながら本を読むなんてことも多いので。

 

ただスナック菓子なんかは本当に気になります

 

その、手!指!どうするの!

 

それが自分の本で、2度と手放さないと決めていたらいいですがいつか手放すかも知れなかったり、図書館なり友人から借りた本だった場合、心底やめてくれと思ってしまいます。

 

私の家族も同様です。

だから人に本を貸すことをあまりしません。

その人が本をどんな風に扱っているかを知っているぐらいの仲の人にしか貸すことはしません。

 

その本がどんな風に読まれてきたのか。

図書館や古本屋ではそれを知る術は無い。

 

逆を言えば、どんな風に大事にされてきたかも知る術はありません。

 

が、やっぱりもしかしたらって思うと手に取れないんですよね。

 

お話ししたことがあったかどうか忘れてしまいましたが、私は以前古本屋に勤めていたこともあって古本を持ってくる色々な人たちを知っています。

 

何となくではありますが、人を見れば

本を大事にする人だな

とりあえず読めれば何でもいいって人だな

とか分かってしまいます。

 

当然、汚れや匂い、破れや折れなどとんでもない状態のものを持ってくる人もたくさん見てきたからこそ(そういう本をお店に出すことは無いですが)、やっぱり抵抗感を抱いてしまうんですよね。

 

ただ捨てられ燃やされるより、他の人が読んでくれるなら。

買うことはできないけれど、少しでもたくさんの物語と出逢いたいから。

 

そんな純粋な思いで本を扱ってくれる人が1人でも増えていくことを願います。

 

今日はこの辺で。

ではまた。

 

【感想】あの日、君は何をした/まさきとしか 〜息子を愛し続ける母親と、深まる謎と闇〜

こんにちは

ことねです

 

今日は久々の感想です

 

あの日、君は何をした 

まさきとしか・著

 

あらすじ

北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた大樹は、何をしようとしていたのか――。
15年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手の百井辰彦が行方不明に。無関心に見える妻の野々子に苛立ちながら、母親の智恵は、必死で辰彦を探し出そうとする。
刑事の三ッ矢と田所が捜査を進めるうちに、無関係に見える二つの事件をつなぐ鍵が明らかになる。

 

まさきとしかさんと言えば、“母親”という存在を題材とした作品が印象的で私が過去に読んだ作品でも「完璧な母親」という作品がありました。

 

少し怖くなるようなお話かもしれません。

 

2人の母親が語り側として出てきますが、その行動や発する言葉は周りに人々を少しずつ不快感を与えます。

 

本人たちは我が子を愛し、冷めた目で見る周りの人に「私だけこんなに愛している」と嘆きます。

 

周りから見たらこの2人の母親は

“狂ってる”

 

ただこの作品に関して言えることは

狂っているのは母親だけではない。

 

関わる色々な人たちが少しずつ歪んでいって

少しずつ闇に向かって歩いていっているような感覚に陥っていました。

 

ネタバレは避けたいのであまり多くは言えませんが…

 

モヤモヤは残るかもしれません。

ただそれがこの作者の作風なのかもとも思います。

 

「完璧な母親」という作品でも同じような感情を読後に抱いた記憶があるからです。

 

母親。

 

その実態は一体何なんでしょうね。

 

こうまでなってしまった母親は間違っているのでしょうか。

自分はこうはならないと断言できるのでしょうか。

 

“子供を愛する母親”が惨めでおかしくなる姿を誰も見たくは無かったでしょう。

 

少し怖くなりました。

 

どうか、真実が少しでも明るいものでありますように。

 

今日はこの辺で。

ではまた。

実写化において思うこと 〜原作ファンの想いと、期待に恥じぬよう努力する役者さんたち〜

こんにちは

ことねです

 

昨日の地震、大丈夫でしたか?

私は何故だか一睡もできずに朝を迎えたため全ての地震を最初から最後まで感じ取ってしまってちょっと怖かったです(・・;)

 

最近多いので、尚更怖いですよね汗

 

いつも超のつく雑談に付き合って頂きありがとうございます。

今日のお話は…

 

2022年に、東野圭吾さんの作品が映画化されて公開されますね!

残念ながら映画館という場所が少々苦手でして、映画館で見ることはないと思うのですが、

気になりますね。

 

元々漫画も小説もそうですが、原作がある実写化って何となく苦手意識があって今もそこまで見ることがないのですが、東野圭吾さんの作品に関しては映像化されすぎてもはや読後に頭の中で勝手にキャスティングするレベルです^^;

 

読む時も、ガリレオシリーズは福山雅治さんの北村一輝さんの顔が浮かんでるし、加賀恭一郎シリーズは阿部寛さんの顔を自然に思い浮かべながら読んでしまいます。で、読後にその本の新しい登場人物を誰が演じるかを勝手に考える…といった感じです

 

前ほど実写化に否定的な感情はないですが、一時期は自分が読んだことのある小説の実写化が発表されると物凄く怒って母に愚痴ってた記憶があります笑

 

あくまで自分でイメージしたままの世界観とか人物像で終わらせたいんですよね。

実写化されると、どうしてもその人の顔が浮かんでしまって、それが嫌なんです。

 

ただ年を重ねるごとに、それによって原作をより多くの人に読んでもらえるのかもしれないなんて考えてみたら、悪くないのかなって。

 

基本、私は見ませんが…笑

 

前ほどの嫌悪感はないものの苦手意識は残りますね。

やめてくれー汗 ってなってます。

 

ほぼ全ての作品が実写化されているんじゃないかと思われる東野圭吾作品に関してはそんな感情湧かなくなりました笑

もはや、「へぇこの役はこの人がやるんだぁ」ふむふむって感じで予告を眺めてます…

 

不思議です。

 

ただ実写化にあたって演じる俳優さんたちは相当努力をされているんだろうと思います。原作があるものって必ず原作のファンがいて、イメージだったり評価を決して崩してはいけない。

そんなプレッシャーと闘い続けているのだから、純粋に凄いと思ってしまいます。

 

東野圭吾作品を演じる役者さんたちもそうですよね。福山雅治さんや阿部寛さんがきっと原作に恥じないようにと努力してくれてるから私みたいに実写化が苦手な人も受け入れられるような作品が出来上がるんだと思います。

 

実写化賛成派と反対派って必ずいると思うのですが皆さんはどちらですか?もしよろしければ教えてください。

 

今日はこの辺で。

ではまた。

 

“どんでん返しの棚”をネタバレと思うか否か

こんにちは

ことねです

 

かなり前になりますが

Twitterでとある書店の「どんでん返しの棚」というのが話題になっていました。

 

というのも、その棚に対して反対意見というか批判的なものが多く、かなり多くの人に拡散されていたように記憶しています

 

その理由が、「どんでん返しがあるってことをなんで言っちゃうの?」というようなものだったのですが…

 

皆さん的にはどう思いますか?

 

超個人的意見ですが

正直どんでん返しがありますと言われても騙される自信があります笑

 

ミステリーとかって何かあるって、罠があるって何となく思いながら読むと思うんですよね。すんなり終わらせてくれるわけないっていう多少の期待を抱きながら読むと思うんです。

 

それでも私は騙される前に推理できた試しがありません笑

 

どんでん返しがある、とは書かれているけど、この部分のここはこういうことなんですよって種明かしをされているわけではないから私みたいな騙されるひとには対して変わりはないというか。

むしろどんでん返しが大好きだから、その棚のところに行きたかったななんてことも思ったりします。

 

批判的な意見が出る理由も理解はできたし

確かにこれは一種のネタバレになるのかなんて思ったらそういうのが嫌な人にとっては中々酷なことをしていることになるななんて思いながらリツイートした記憶があります。

みんなはどうなんだろう、という興味を深めてのリツイートでした。もっと色んな人の意見を見てみたいなって。

 

でもその棚を作れるってことは

その書店に、本を愛する人がいるってことですよね。読まないと、どんでん返しの棚なんて作れませんから。

だからその書店に限らず、小説の手書きのポップが置かれていたり、あるテーマに沿った棚が作られていると、本が好きな人が働いているんだなって嬉しくなります。

 

さて、皆さんはどんでん返しの棚についてどう思いますか?

ネタバレをするなと思うか

別に騙されるし…と思うか。

これに関しては、どんな意見も個人の自由なので正解はないですが、興味はあります。

 

もしよければ教えてください。

 

今日はこの辺で。

ではまた。

引っ越し話の続き〜12月になっちゃった〜

こんにちは

ことねです

 

以前からちょくちょく引っ越しのお話ししてきましたが…

そんなこんなやってるうちに11月が終わっていました。

 

一冊も、読まず、ひと月が経っていました…

こんなこと久しぶりすぎてさっき気づいて大変ショックを受けていたところです。

 

さて、現状はと言いますと

 

本棚に本は詰めました!

ただ順番関係なしです!汗

 

すこーしだけどこかでお話ししましたが

箱に詰める時に詰める順番間違えてバラバラに入ってたんですよね…

 

だから出す時もバラバラで、順番並べながらやろうなんていう気合は最初の5分で終了。

あ行が続いたと思ったら突然、吉本ばななさんが現れて、と思ったら今度は辻村深月さんが現れて…

 

もう嫌っっっ!!!!!!!!

 

ってなった訳です笑

 

それでなにも考えずにとりあえず箱にある本を全て本棚に移す作業に集中した結果、出したはいいけどどの本がどこにあるのか探すのが困難になってしまったというわけです。

 

12月から私自身予想がつかないような生活が待ち受けていると思うんです。

なので、きっと今までみたいに読みたい時に読もう!なんて出来なくなると思うんですよね。

なんせ自分の時間がなくなるので!

 

って思ってたのに、このザマです…

最後の1ヶ月は沢山読みたいな♪みたいな感じだったのに…汗

 

11月の自分、恨むべしですね

 

ただ全く読まないというのも悲しいので

少しずつでも1日1ページでも読めたらいいなぁなんて思います。

 

その前に本棚の整理しよーっと笑

 

思う通りに人生行かないものですね。

 

今日はこの辺で。

ではまた。

小説好きがおすすめする漫画

こんにちは

ことねです

 

以前、私は小説は読めるけど漫画を読むのは苦手だというお話をしたことがあったのですが

 

理由はどこをどの順番で読めばいいのかわからないから…

 

そんな私が過去に読んだ、または今も持っている数少ないおすすめのマンガをご紹介したいと思います

 

 

 

金色のガッシュベル

これは何度読んでも泣けます。だいぶ昔の漫画みたいですが、小学生の頃から家にあって、一度家族が手放そうとしていたものを私が必死に止めました…笑

人間と魔物がタッグを組んで、魔界の王を決める戦いを繰り広げる物語なのですが、友情から恋愛から、考え方まで色々なことを教えてもらえたような気がします。

1話から全部読んで、何回泣いたか分かりません。泣けるシーンが多すぎる!!

 

ホリミヤ

確かアニメ化してました。

恋愛漫画は借りたり、友達の家に遊びに行った時に読ませてもらったりしたことがありますが、私のダントツのおすすめはホリミヤです。

堀さんと宮村くんという高校生の恋愛ものなのですが、ベタベタしすぎてなくて、たまに堀さんがハードだったり、宮村くんの黒い部分が見えたり、恋愛漫画といえば恋愛漫画ですが、コメディ要素というかクスッと笑える場面も多くてお気に入りです。

 

3月のライオン

これはアニメ化も実写化もしていましたね!

将棋が中心の作品ですが、人と人との繋がりだったりとか、人の温かさとか、そんなものに触れられるような気がします。

主人公の不器用さや、それを見守る周りの人たちの暖かさが心を穏やかにしてくれます。

 

 

 

金色のガッシュベルは実家にあってすぐに読み返すことはできないけれど、他の2作品は今でも頻繁に読み返します。

特にホリミヤは要所要所で笑わせてくれるので少し元気出したい時とかに読んでいます。

 

皆さんは何かおすすめの漫画はありますか?

私は漫画選びが苦手なので、人にお薦めされたものを読んでみることが多いです。

 

小説だと、ささっと選べるのに…汗

 

何かあれば是非教えてください。

 

今日はこの辺で。

ではまた。

辛かったら、逃げればいい。〜辛い時、朝井リョウさんのこの小説を思い出す〜

こんにちは

ことねです

 

大丈夫、大丈夫。

最近はそう自分に言い聞かせて毎日を乗り越えています

 

なにか辛いことがあったり、理不尽な目に遭うとどうしても消えてしまいたくなる時があります。

 

そういう時に趣味があると自分を助けてくれるなって学生時代から思っていましたが、大人になってからよりそう思うようになりました。

 

大人になって、下手に弱音を吐けなくなりました。辛い、怖い、苦しい、そんな感情に襲われても親にも申し訳なさが勝ってしまって言い出せなかったり、友人にも私よりもその子の方が辛いかもなんて思ったら何も言えなくて、発散方法が年を取れば取るほど迷子になっている気がします。

 

正直今はかなりどん底にいて苦しい日が続いていますが、こんな時にふと思い出す本がありました。

 

朝井リョウさんの「世界地図の下書き」です。

中学生の時に読んだ本ですが、とても印象に残っています。

 

逃げていい。笑われたら、笑わない人を探しに行けばいい。

 

逃げた先にも同じだけの希望があるはず。

 

否定的に感じていた、ダメなことだと思っていた“逃げる”という行為が、肯定され「辛かったら逃げていいんだよ」ってそう背中を押してもらえたような気がして、とても救われました。

 

この辛い時期にもふとこの本のことを思い出し、少し涙しました。

 

また、読みたいな。

本棚にあったかなぁ

 

あれは買った本だったか、図書室で借りた本だったか。

 

持っていない本だったら絶対に買おう。

 

しばらく辛い日々が続きそうです。

けどこの辛い日々を脱するには自分が頑張るしかないことは自分が一番わかっています。

 

どうか、この日々から抜け出せますように。

 

今日は少し暗い話になってしまいましたが

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます

 

今日はこの辺で

ではまた。