kotone`s life

初めまして。本に纏わるお話をしています。気軽に覗きにきてください。

いち読書家が、読書初心者に本を渡す時 〜”読まず嫌い”から趣味・読書までの道のりをつくりたい〜

こんにちは

ことねです

 

読書家が本を勧める時

読書を趣味としていることを知っている周りの人は

本を読んでみようかなと思った時に頼られることがあります。

そんな経験が読書家の皆さんもあると思うのですが、私が過去に読書初心者もしくは読めなくはないけど得意ではない、そんな人に読んでもらい評価の高かった作者や作品についてお話ししようと思います

 

読書を始めようかと考えている人に声をかけてもらえるのって純粋に嬉しかったりします。

今まで読んだ本の記憶を頭から引っ張り出して、持っている知識を総動員させて、その人に合った本をオススメする。それを本を見ながら考えている時間がとっても楽しい。

 

このことに関しては何日かに分けて投稿しようかと思うのですが、

まず今日は私が本をオススメする時に考えること、考慮する点についてお話ししようと思います。

 

私はこんな質問をする

私は人に本をオススメする時にいくつか質問をします

その質問の答えによってオススメする作者や作品を変えています。

 

1:普段、本を読むかどうか

この質問は読みやすさを重視するか、ある程度複雑な話でも読めるかどうかを判断するための質問です。普段から割と読む、早くはないけど1ヶ月に1〜3程度は読めるかも?の人。全く読まないんだよねの人、超のつく読書家は探すのも上手なのであまり聞いてこないのでほとんどがこの二つの答えになります。

 

2:答えが前者の場合、好きだった本を教えてもらう

その作品から繋げられる作者や作品があります。これはあくまで例えばの話ですが、伊坂幸太郎さんの作品が好きな方は、村上春樹さんの作品も好き。逆に伊坂幸太郎さんの本が苦手な人は村上春樹さんの作品も苦手。私の周りにこういう方が多いです。

なのでこの質問をした時に出てきた作者の作風や、雰囲気に合わせて選択肢を絞っていきます。

(もちろん伊坂幸太郎さんと村上春樹さんの件は個人的に思うことなので、全員に当てはまるわけではありません・・)

 

3:答えが後者の場合

私は普段全く本を読まない人には、実写化されている作品を渡すことが多いです。ジャンルを指定されたり、この人の本読んでみたいなどの要望がなければ実写化されているものを選びます。私が今まで出会ってきた本が苦手な人の多くは、”イメージが湧かない”から挫折すると言っていました。そのこともあってイメージを湧かせるためには実写化されていて人物や雰囲気をそれに当てはめて読んでもらえるといいと思い、実写化された原作の小説を渡しています。

 

4:明るい本か暗い本か

本を読んでいなくても、どんなジャンルがあるかを知っている方がほとんどです。

例えば、人が死ぬ本は嫌だ、暖かい気持ちになる本が良い、そういう要望がある人には家族小説やハッピーエンドのモヤモヤやヒヤヒヤする場面が出てこない小説を勧めます。

逆に推理物やちょっと怖くても良い!という人にはミステリーやサスペンス、警察小説などをお勧めしています

 

 

考慮する点

質問の答えを聞きながら、どんな本が良いか絞っていくのですがその時に考慮していることがいくつかあります

 

1:本の分厚さ

基本読まない人は分厚いと断念しますなので読みやすい薄めの本を探すようにしています

 

2:作者の作品数

もしその本が好きだった時、同じ作者の違う作品を渡すことが多く、そうなった時にきちんと次の本も勧められる作者の本を渡しています。自分がその作者の本を読めていることはもちろんですが、作品量が少ない(文庫化していない作品が多い、デビューしたばかりなど)と次に勧め辛くなるのでそのあたりも考慮しています

 

3:その人が好きな本を読んでみる

当たり前ですが、私もとんでもないぐらいの量の本を読んでいるわけではないので、相手が好きだと言った本を読んだことがないなんてこともよくあります。私は幸いジャンル問わずで読める人間なので、相手が好きだと言った本を読んだ上で好みを知り、本を選んでいます

 

 

経験から思うこと

自分が勧めた本を面白いと言ってもらえた時は、喜びを感じます。

次はこんな本が良いかな!なんてことを考えるのがとても楽しいです。

”その人が好きな本を読んでみる”というのは、以前書店に勤めていたので帰り際に言われた本を買って帰ってその日のうちに読み切るなんてことも結構ありました。

書店だから本がすきな人が集まるなんてことはなく、むしろ読まない人の方が多く、むしろ

漫画好きな人の方が多かったかな?

でも小説に触れていると興味が湧いてくるのか、仕事中に「何か面白い本教えてよ」なんて声を聞かれることも多かったです。

オススメの本を聞かれた時は、少しでも小説を好きになってもらえるように努力するようにしています。

 

最後に

読書家の方からの質問は、こういった考慮や質問はほとんどしません・・

むしろ読んで面白かった本があれば読み終わり次第「最近この本読んだんだけどさ〜」と感想を共有して楽しんでいます。

リアルにいる読書友達は大事ですよね。

 

もっとジャンルを広げて、新しい作家さんや作品に出会いたい。

 

次回、実際に勧めた作品や作者で評価が高かったものについてお話ししようと思います

 

今日はこの辺で。

ではまた。

 

 

oto-life.hateblo.jp

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